野洲川下流域の主な弥生遺跡
これまでに制作したホームページ(クリックするとリンクします) | ||||
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NPO法人 守山弥生遺跡研究会について
何をしようとしているのか(法人の目的)
この法人は、びわ湖に注ぐ野洲川流下流域に所在する弥生遺跡の研究・深化を行い、
その優れた歴史文化を、ホームページを通じて広く発信し、地域の活性化および地域文化の
醸成に寄与し、地域社会に対して貢献することを目的とするものです。
さらに、この地域で同様の目的を持って活動する個人・団体への支援を行うことも目的としています。 |
なぜ遺跡のホームページをつくるのか(設立趣旨)
ここには多くの素晴らしい遺跡がある
びわ湖にそそぐ野洲川の下流域の沖積平野には古くから人々が生活し、多くの遺跡が発見 されています。とくに弥生時代には、全国的にも注目すべき遺跡が幾つも発見されています。野洲川下流域は、野洲市、守山市、栗東市にまたがる地域ですが、なかでも守山市には平成14年に国史跡に指定された大規模環濠集落「下之郷遺跡」や平成25年に国史跡に指定された大型 掘立柱建物群が整然と並ぶ「伊勢遺跡」があります。
2つの国史跡以外にも全国に誇れる遺跡があります。弥生時代から古墳時代の歴史の流れが判る「服部遺跡」、日本最大の銅鐸を含め多くの銅鐸が見つかった「大岩山の銅鐸発見地」なども野洲川下流域の遺跡です。
この他にも「下長遺跡」や「下鈎遺跡」など素晴らしい遺跡があります。
でもあまり知られていない
伊勢遺跡、下之郷遺跡は歴史的に見て貴重な遺跡ですが、約30年にわたり、土地開発に伴って少しずつ発掘され、調査確認の後、地下に保存処理されており、現在、その全貌を見ることはできません。また、服部遺跡や大岩山銅鐸発見地は、公共事業の遂行とともに消えてしまいました。
滋賀県や各市は重要な発見がある都度、広報に努めパンフレットや講演会を行って遺跡の紹介をしており、詳細な発掘報告書を出しています。
しかしながら、一部の歴史愛好家を除いて、一般市民にはその存在、内容、歴史的意義はよく知られていなのが実情です。発掘報告書も学術報告のため、市民には目に届きにくく理解しがたいものです。
これらの遺跡を多くの人に知ってもらいたい
この地域の人々に自分たちが住んでいる所が、いかに歴史的意義のある土地であるか、優れた歴史文化を育んできたかを知ってもらうため、また、全国の人たちにこの地域の素晴らしい遺跡を知って頂くためにホームページを制作して発信することを企画しました。数人の仲間でホームページ作りを始めたのですが、この考え方に賛同して頂ける仲間が集まって、NPO法人(特定非営利活動法人)化することにしました。
このような経緯で、2014年2月にNPO法人 守山弥生遺跡研究会は発足しました。野洲川下流域に所在する弥生遺跡の研究および普及啓発、情報発信を行い、地域の活性化および地域文化の醸成に寄与することを目的とする特定非営利活用法人です。
地域の人々のみならず多く人にこの地の遺跡の素晴らしさと歴史的意義を認知してもらえることを目指しています。
野洲川下流域の弥生遺跡群のホームページ構想
上にも書きましたが、野洲川下流域は「弥生遺跡の銀座通り」とも言える地域です。
そこで、これら遺跡群のホームページを作成し、遺跡の内容を広く発信していく計画を進めています。
先ず、第一弾として、「下之郷遺跡」および「下之郷史跡公園」のホームページを作成し、平成25年に公開しました。
平成26年には、第2弾とし「伊勢遺跡」ホームページを作成し公開しました。
続いて、平成27年には、野洲川下流域の弥生遺跡の全貌を概説する「野洲川下流域の弥生遺跡」ホームページを制作・公開しました。
その後も毎年一つのホームページを作成し公開しています。
「野洲川下流域の弥生遺跡」に続いて、平成28年度からは、「服部遺跡」、「下長遺跡」、「下鈎遺跡」の個別遺跡のホームページを制作し公開しました。
それ以降は対象範囲を「近江」に広げ、「大岩山と近江の銅鐸」、「近江の玉作遺跡」、「弥生近江の大型建物」のホームページを制作しました。
そこで、これら遺跡群のホームページを作成し、遺跡の内容を広く発信していく計画を進めています。
先ず、第一弾として、「下之郷遺跡」および「下之郷史跡公園」のホームページを作成し、平成25年に公開しました。
平成26年には、第2弾とし「伊勢遺跡」ホームページを作成し公開しました。
続いて、平成27年には、野洲川下流域の弥生遺跡の全貌を概説する「野洲川下流域の弥生遺跡」ホームページを制作・公開しました。
その後も毎年一つのホームページを作成し公開しています。
「野洲川下流域の弥生遺跡」に続いて、平成28年度からは、「服部遺跡」、「下長遺跡」、「下鈎遺跡」の個別遺跡のホームページを制作し公開しました。
それ以降は対象範囲を「近江」に広げ、「大岩山と近江の銅鐸」、「近江の玉作遺跡」、「弥生近江の大型建物」のホームページを制作しました。
制作の考え方と制作体制
制作の考え方
ホームページの制作に関する考え方は次の通りです。- 発掘成果に基づく事実の発信
滋賀県や各市の教育委員会が発行している「発掘調査報告書」や論文、守山市が発行している
「守山市史 考古編」などの発掘成果に基づいて事実を発信する - 発掘事実だけでなく 推論も入れる
発掘された事実のみを列記することではなく、遺物とその分析結果から推論されること、
考古学的に考察されている見解などを盛り込み積極的に発信する - 考古学専門家の監修を受ける
学術的にもしっかりしたものにするため、専門家の目による監修を受ける - 物語も盛り込む
発掘のプロセスは、面白・びっくりが一杯あり、それらにも触れる - 一般人(小中学も)を対象に 判り易く
発掘成果から読み取れる事実を、考古学で使われる用語ではなく一般市民に判りやすい言葉と
内容で、小中学生の視聴覚授業にも使えるような平易さを心がける
これらのことによって、遺跡を鮮やかに浮かび上がらせることができ、多くの方にとって判りやすく、歴史書としても有益で興味を持っていただけるのではないかと考えました。
制作体制 【敬称略】
ホームページ企画 | (故)高谷好一 (NPO法人守山弥生遺跡研究会、京都大学名誉教授) |
ホームページ企画・制作 | 田口一宏 (NPO法人守山弥生遺跡研究会) |
イラスト作成 | 中井純子 (NPO法人守山弥生遺跡研究会) |
ホームページ監修 | 大橋信弥 (守山市文化財保護審議会委員、元安土城考古博物館学芸課長) |
資料提供・協力 | 守山市教育委員会 |
資料提供 | 滋賀県教育委員会 栗東市教育委員会 野洲市教育委員会 |
CG提供 | 小谷正澄 (MKデザイン) 大上直樹 |